思い出深い台風の中のゲーム
台風の接近を知られるニュースが流れています。
昭和33年以来の大型台風の関東接近。
心配です。
大きな被害が出ないことを願ってます。
過去いくつかのディスクドッグゲームが台風接近の中行われたことがあります。
台風直撃ならば当然中止になりますが、進路がそれて開催が決定されることもありました。
台風の中行われた、思い出に残っているゲームがあります。
2011年9月
場所は強風のメッカといわれる御前崎。
台風の進路も直撃をまぬがれたため開催されることになりました。
このゲーム、USDDNワールドファイナルクオリファイのラストゲーム。
最後の可能性かけたチームが集まってきます。
私&マトラも最後のチャレンジ。
会場につくと前日の大雨でフィールドは水たまりがたくさんできています。
まだ残る台風の影響で、強風が吹き荒れ、時々晴れ間あり、大雨ありの目まぐるしい天気。
それでもラストチャンスにかけるチームは、ゲーム、が開催されたことに感謝。
思いっきり戦うことを心に決めていました。
大雨で中断あり、強風でディスクがまともに飛ばない・・・・・
荒れたゲームになりました。
私&マトラ(エアデールテリア)チームは荒れたゲームの中1,2ラウンド終了時点で3位という順位につけることができました。
このままいけばクオリファイ確定ということになります。
(上位5チームがクオリファイ)
決勝の3ラウンド前。
さらに天候が悪化。
強風と大雨で視界も悪くなってきました。
主催者がプレーヤーを集めて緊急ミーティング。
決勝ラウンドをキャンセルするか続行するかを協議。
1チームでもキャンセルの要望があれば、中止にするとのこと。
その場合2ラウンド終了時点の順位が確定。
クオリファイも確定します。
集まったプレーヤー全員が続行を希望。
最後まで戦って決着をつけることになりました。
なんか熱いものを感じました。
真のスポーツマンシップってこういうものなのかな。
私自身もこのまま中止になれば、クオリファイと表彰台が確定します。
でも、このまま終了してほしいという感覚は全くなく、決勝ラウンドを戦いたい気持ちでいっぱいでした。
あるプレーヤーに言われた一言にハッとしました。
「酒井さん いい順位につけていますから優勝を狙ってくださいね」
頭の中はクオリファイでいっぱいでした。
JDDNメジャーゲームのチャンピオンのチャンスが手の届くところにあるのか・・・・
決勝ラウンドは、どのチームも気持ちのこもったプレイでした。
強雨強風でルーティーン遂行はおろか、キャッチさせるのも難しい中の激しいい戦いでした。
結果は4位。
USDDNワールドファイナルクオリファイを獲得。
ゲーム終了後は狭いテントに集まっての表彰式でした。
戦いきった充実感で満たされた素晴らしいいゲームでした。
この時、本気で戦うことのすばらしさを知った瞬間だったかもしれません。
この戦うモードのままUSDDNワールドファイナルに参戦。
私&マトラは2011フェイバレットエンターテナーアワードのを受賞することができました。
帰路は幹線道路の通行止めが相次ぎ、15時間かかって帰ってきました。
もしこのゲームが中止になっていれば、マトラのUSDDNワールドファイナルへの道はありませんでした。
翌年3月マトラは突然この世を去ってしまいました。
本当に最後のチャンスだったのですね。
心に残る、そして私のディスクドッグ人生を変えたゲームでした。
2011年USDDNワールドファイナルのマトラ
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