ドッグスポーツゲームの音楽環境について
私がディスクドッグのゲームに出始めた20年ちょっと前は、
フリースタイルで使う曲はCD または一部カセットテープでした。
MDで対応してくれるところもありました。
CDケースにはトラックナンバーとチーム名を記入して朝の受付の時に提出していました。
コピーのCDではなく皆さん原盤を持ってきていました。
予備のCDも含めて2~3枚同じものを持っていました。
時がたちパソコンでコピーしたCDに代わっていきました。
このころから読み込みトラブルが目に付くようになりました。
高倍速でコピーし一枚を練習やゲームでも使用し、状態の悪いコピーCDでゲームに参加するのもめずらしくなくなりました。
主催者の機材がMP3に対応していなくて、MP3のコピーのCDがかからないこともありました。
エントリー要綱に音源について明記を読んでないパターンですね。
近年スマートホンの普及により、より手軽な音源として利用されることが多くなりました。
便利ではあるが音源としては問題も多く、トラブルのほとんどがスマートホンが音源の時の起こっています。
PA(音響設備)のテーブルに並んだたくさんのスマートホン。
オペレーター(音響機会を操作して音楽をかける人)はどれがどのチームのスマートホンかわかりません。
CDのようにチーム名も書いてありません。
暗証番号のロックがかかったままのものもあります。
本体の出力レベル(ボリューム)もバラバラ。
中には音量ゼロのものもあります。
フルボリューム(出力MAX)でPAにつない、音が歪んでしまう機種もあります。
出力ジャックがピンジャックのものや、アダプターをつなげるものもあります。
いずれにしてスマートホンの出力系統はプアで耐久性もなく、
ノイズが入ったり音が途切れたなどのトラブルを誘発しています。
信じられませんが、中にはYouTubeからの音源そのままかける場合もあります。
コマーシャルが入ったり、通信環境により読み込みに時間がかかったり、読みこみが間に合わず途中で止まったり・・・・・
ディスクドッグでもドッグダンスでも自分のチームの最も大事な要素の一つ。
『音楽』
あまりにも軽視していませんか。
無料でダウンロードした音源のクオリティーが低く大音量では厳しいケースも発生しています。
以上書いたようなことが原因で曲がかからない、音が悪い、違う曲がかかってしまった・・・・・など
すべてPA担当のミスとして判断されてしまいます。
私も頻繁にPAオペレーターをやりますが、悲しい気持ちになることしばしば。
この辺がプレーヤーの気が付かない"おごり"の部分なのかな?
正直プレーヤーの意識レベルの低さに危機感すら感じています。
犬を飼い、トレーニングを続け、ゲームに参加できるレベルまでになり、
いざ本番の時にベストなパフォーマンスを行いたいと思うのが普通です。
スマートホンを使うならせめてスリープ機能を解除し、出力レベルをチェックして、曲の頭にして、
さらに出力プラグのメンテナンス(結構ノイズが入る場合があります)くらいはしてくるべきです。
(PAの現場で接触っを回復しています)
接触不良のノイズはPA機器へのトラブルにもつながります。
CDの時代はゲームで使う1曲のために、1枚2000円~3000円するCDを何枚も買っていました。
今はダウンロードで数百円で購入できます。
このくらいの投資や手間を惜しんでいること自体が信じられないことです。
ディスクドッグはもちろん、特にドッグダンスでは重要な要素の音楽。
各チームのクオリティーとともに、ゲームのクオリティーまで影響してきます。
こんなことをブログに書いてみても・・・・・と・・・・・思いましたが、あまり問題になる前にひとこと言ってみました。
プレーヤーとして音楽のクオリティーについてもっと気を使ってみてはいかがですか。
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