フライボールの魅力③
いよいよ最終回になりました。
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ご存知のようにフライボールはチームで行うドッグスポーツです。
レースを走る犬とハンドラーの他に、BOXローダー。
チームによってはレースキャプテン(戦略や指示)、ボールシャガー(ボールを回収)
などもチームメンバーとなっています。
それぞれのメンバーがそれぞれの役割をきっちり果たして、初めて良いレースができます。
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どうしてもレースを走っている犬たちに注目が集まります
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でもレースの時はもちろん、日頃のトレーニングの時でも、BOXローダーを始め、
リリーサーー(犬をホールドする人)、プロップを操作する人、タグ係、ビデオ係など
チームスタッフがいます。
レースで走っている犬たちはたくさんのチームメンバーに支えられて走っています。
素敵ですね。
チーム戦ですが個人としての戦いも同時に行っています。
SONYとレースに出るときは、個人として最大のパフォーマンスを引き出すことが大切です。
パッシングに集中⇒リリース⇒パッシングタイムを確認⇒ジャンプ⇒BOXターン⇒ジャンプ⇒ゴールライン⇒タイムの確認。
その間に、SONYを呼ぶタイミング、ゴールラインからの逃げるタイミング、
タグを見せるタイミング、ミスがなかったかの確認。
その時間は約4~5秒。
レースの状況を把握。
すぐ次のヒート(レース)に向けての分析、修正。
チームメンバーとの次のヒートに向けてのコミュニケーション。
つぎのヒートのスタンバイ。
この間数十秒。
そして次のヒートが始まります。
「瞬時の判断力」
「冷静な分析力」
「犬の状態を把握」
「スピードアップに集中」
そしてレース。
犬が走り出します。
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犬の能力とハンドラーの能力を数秒に集約。
何ともエキサイティングなドッグスポーツです。
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そして、タイムという明確な結果が勝敗を決めます。
レース終了後は、戦ったチーム同士が握手をしてそれぞれの健闘を讃えあいます。
私はこのシーンが大好きです。
『究極のレトリーブゲーム』
スピード、スリル、迫力、のドッグスポーツです。
私が感じたフライボールの魅力を思うままに書いてきました。
長文にお付き合いありがとうございました。
カンタ
コブラ
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