犬を飼う前の自動車⑦サーブ99EMS
このシリーズも7回目になりました。
今回は『サーブ99EMS』です。
たしか1974年製だったと記憶しています。
↑同型同色の写真がありました
↓私の99EMSはこちらです
前にも書きましたが、北欧(スェーデン)の自動車に興味があり、
ボルボ142をレストアして、にしばらく乗っていた時期がありました。
(当ブログ2012年9月13日、自動車趣味から入れます)
サーブが欲しくてあれこれ探していたときに、縁あって私の元へやって来ました。
サーブ96が欲しくて探していましたが、やってきたのは99でした。
それも北米使用の5マイルバンパーのものです。
見栄えの悪いバンパーをはずして、ラリーカーの外観にしようと資料を集めて
あれこれ考えていました。
でも待てよ・・・・・
このサーブは99EMS。
ボッシュ社製の、Dジェトロニックインジェクション搭載の希少モデル。
(日本では99自体が希少車ですが)
当時日本には4台しか輸入されていないといわれていました。
本当のところは分かりませんが、以後今まで99EMSに遭遇することはありませんでした。
「だったらオリジナルのままで乗ってみようか」
ということになりました。
個性という部分では、恐ろしく個性的で、前知識がなければエンジンキーを差し込んで
エンジンをかけたり、エンジンを切ってエンジンキーを抜くのもままならない自動車でした。
ボンネットフードもレーシングカーのようにフェンダーごと全部そのまま開いてしまいます。
その開け方がまた難解でした。
雪深い北欧ならではの設計も随所に見られて、
「こんな自動車もあるのか!」
驚きの発見の連続でした。
先進性や独自の設計哲学が先行してしまいますが、実用面もよくできた自動車でした。
見た目以上の広い室内、大きなゆったりシート、必要にして充分なパワー、
広いトランクなどパッケージングも優れていました。
北欧の自動車らしく、小回りもききました。
ちょっと重いステアリングとクラッチには少し手こずりましたが、大きな故障もせずに、
よく働いてくれました。(古い外国車ゆえのマイナーなトラブルはありました)
『サーブ99EMS』
北欧の技術レベルの高さを実感した1台でした。
その数年後、サーブ900にも乗っていましたが、99ほどではありませんが、
こちらも北欧らしい個性的な自動車で、今でもお気に入りの1台になっています。
本当はこれが欲しかった
サーブ96のフォードのV型4気筒モデル(今でも欲しい~!)
何とか日常で乗れそう・・・・・
でも96だったらやっぱり2ストロークかな・・・・・!
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