ドッグキャッチの重要性について
ドッグキャッチとは?
ジャンプして人間の胸に飛び込んでくる犬を、抱っこで受け止める(犬をキャッチ)
この行動と状態のことを言います。
犬にディスクをキャッチさせて、その犬をキャッチするディスクを使ったものと、
ノンディスクで行うものがあります。
最近ドッグキャッチを行わない、あるいは重要にしていないチームを見かける機会が
多々ありましたので、ドッグキャッチの重要性について書いておきたいと思います。
ディスクドッグフリースタイルのジャッジにおいて、JDDN以外のルールでは、
ドッグキャッチについて、明確に記載していることはほとんどありません。
JDDNルールではディスクを使ったドッグキャッチのみ、加点の対象になります。
ほとんどの競技団体が加点対象としていないこともあり、
ドッグキャッチに対する理解は著しく低くなっているのは仕方の無いことです。
それではドッグキャッチの重要性について書いていきたいと思います。
まずは犬との信頼関係を作るのに役立ちます。
「アップ!」(コマンドは人それぞれ)
と言うコマンドで、犬はジャンプして飼い主を信頼して身を任せます。
(最初のうちは、犬は勇気を持ってジャンプします)
その犬をしっかり受け止めることにより、
犬が飼い主を信用するようになってきます。
ドッグキャッチの教え方や、キャッチしたときに犬が暴れる場合などの対処法は、
このブログでは書ききれません。
トレーニングの現場で行えればと思います。
まずは段階を踏んだ、正しいトレーニング方法を覚えることをオススメします。
では、ドッグキャッチには、どんなメリットがあるのか?
①犬の安全確保
他の犬が近づいてきたり、自転車や自動車が近づいてきたときを始め、
いろいろな危険が襲ったとき、犬を守ることが出来ます。
犬の動きが制限されていることと、一瞬にして安全な高さ(場所)を確保できます。
②犬を落ち着かせる
犬が興奮状態のときにドッグキャッチをして飼い主の胸の中で
コミュニケーションをとることが出来ます。
③ドライブ(意欲、集中力)を上げる
②とは逆のパターンにも有効です。
④犬を休ませる
競技中など犬を休ませ、犬の気持ちをクリアーにすることが出来ます。
(プレーヤーの人間も冷静になれます)
⑤見た目が素敵
これは個人的な主観になってしまいますが、ドッグキャッチをしている姿は
犬との信頼関係が出来ているように見えます。
犬の捕獲の仕方としては、素敵でおしゃれに見えます。
私事ですがドッグキャッチをはじめて見たとき、「カッコイ~」と思いました。
⑥犬の負担を軽減する
ディスクを使ったドッグキャッチでは、犬がジャンプしてその後やってくる着地から
開放されます。
高いジャンプもセーフティーに見せることが出来ます。
着地への恐怖を取り除くトリックが行えます。
まだまだドッグキャッチについては伝えることはたくさんありますが、
またの機会にします。
ではいつ教えるのか?
ディスクドッグフリースタイルを行っていくうえで、ドッグキャッチは教える順番としては
初期の段階でやることをオススメします。
パピートレーニング段階で行う、リコールトレーニング、パッシングドライブ、などと並び、
重要なトレーニングとして考えています。
ボルトやフリップを教えて使っているのにいるのに、ドッグキャッチがまだでは
困ってしまいます。(特殊な犬の例もありますがそのことは書きません)
トリックを教える順番が違います。優先順位が違っています。
それが犬に負担をかけるルーティーンになっている場合もあります。
また、間違った教え方をして、ドッグキャッチを犬が現実逃避の手段として
捉えてしまう場合も見かけます。
ディスクドッグも含めアニマルスポーツをやるという選択をしたら、
正しい理論を理解して、正しくトレーニングをしていくことが、
犬にとっても、人間にとっても、幸せなことだと思います。
長文へのお付き合いありがとうございました。
ドッグキャッチの話でした。
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