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2014年8月30日 (土)

災害救助犬出動

広島の土砂災害にマトラ(エアデールテリア)の兄弟犬アジュガ、アルディーが
出動しました。

被災された方のことを考えると、災害救助犬の活躍を手放しで讃えるようなことを
書いてもが良いものか迷ってしまいました。

実際の現場での活動をそのまま伝えたいと思い、
以下、出動したアジュガ、アルディーのオーナー本人様のブログを、
転記させていただきました。

 

広島土砂災害行方不明者捜索に行ってきました。

 
時系列にお話しいたしますと、
 
20日未明 広島市北部 土砂災害
21日出動待機の連絡あり。
22日夕方出動決定 夜にかけて指導士6名、サポーター1名、救助犬7頭、
サポート犬4頭で広島に向かう。
私は出張先の大阪より23時に自宅に帰りつき、24時ころにアジュガ父と広島に    向かう。犬はアジュガ、アルディ、ジャスミンを連れて行く。

23日14時頃広島市緑井の災害対策本部に到着。
他の救助犬チームもたくさん来ている。
(後で聞いたところによると今回80数頭の救助犬が捜索にあたったということる。)
 
16時より打ち合わせを行い、捜索場所の説明があり、16時30分八木町4丁目、土砂に押し流された住宅の行方不明者捜索に向かう。
 
イメージ 1
イメージ 2
土砂により家屋が流されたあたりを重機で掘り起こしクレーターのようになった部分を中心に山側から下りるように1 頭ずつ捜索をしていく。
 
 
丹念に臭いをとって探していくが土砂が厚く堆積していてにおいに対して犬の反応は弱い。
18時まで捜索しこの日は終了。

24日朝、夜中にかなり強い雨が降り、対策本部にて出動について慎重に検討される。
6時、8時、9時、なかなか決まらない。
10時過ぎ消防、警察が状況確認に現場に入る。しばらくして救助活動が本格的に始まる。
12時過ぎに救助犬捜索開始の連絡が入る。
この日は、かなり多くの人が行方不明となっている八木町3丁目県営住宅周辺に捜索に入る。
 
イメージ 3
 
現場は山肌が大きく崩壊し土石流となって住宅を押し流している。
12時過ぎより15時45分まで捜索を行う。
イメージ 4
イメージ 5
 
イメージ 6
 
救助犬が反応する場所が何箇所かあり、数頭の救助犬に確認を行わせ、その場所を知らせていく。

25日は重機による捜索になるということで、16時30分本部にあいさつを行い帰路につく。
 
アジュガ父と交代で休まず運転を行い(そうはいっても犬たちのご飯で三木SAのドッグランでちょっとゆっくりし ましたが)今朝5時30分に自宅につきました。
 
待機ということでご心配されていた方もあったと思います。犬たちはけがをすることもなく無事捜索を行ってきました。とりあえず第1報です。


以上が、本人のブログに書かれていた今回の活動の詳細になります。


今回も災害救助犬の活躍は、まったく報道されていませんが、
日本でも高度な訓練を積んだ犬たちが、災害現場の最前線で活躍していることを
知っていただきたいと思い、書かせていただきました。

無事戻ってこらたとのことで安心しました。
アジュガ、アルディーの活躍を誇りに思います。

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