言わない選択
何年も前のことのなります。
仲間が集まってディスクのトレーニングをしていたときのことです。
合トレ(合同トレーニング)形式で、それぞれのチームのプレーにいろいろな
意見交換をしながら、やっていました。
夫婦でディスクドッグをやっている方も多くいます。
いろいろな意見も夫婦間で言うと、ちょっと感じが違ってきます。
夫「○○が△△だぞ」
妻「分かってるよ。今直そうと思っているの」
など、微妙な空気になります。
そのとき、ある方の奥様が
「言わない選択もあるよね」
と言っていました。
ずーと心に残っている言葉です。
それ以来、アドバイスを求められるまで、あれこれ言わないようにしています。
自分で考えて、トレーニングをして、上手くいかなかったり、行き詰ったりした場合、
アドバイスを求めてきます。
その時はそのアドバイスを、素直に受け止めることが出来るときです。
ディスクドッグクラブの代表や、動物専門学校の講師を勤めている立場上、
ついいろいろアドバイスや意見をしてしまいがちですが、
一歩間違えば『大きなお世話』になってしまいます。
いつもちゃんと観察して、見守っていることが最も大切なことと思います。
アドバイスを求められれば、正確な分析が出来た、適切なアドバイスが出来るように、
準備しておくことも大切です。
そのためには、もっともっと犬の経験値を上げ、
常に勉強し続けていかなくてはと思っています。
(今は、有料のディスクドッグセミナーもたくさん開催されてます。
そこではたくさんのアドバイスがもらえます。
定期的に参加するのも良い方法だと思います。)
「言わない選択」
不親切のように見えますが、
何よりのアドバイスなのかもしれません。
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