宇津井健のオペル
先日、俳優の宇津井健さんが亡くなりました。
宇津井健といえば、私の世代では“ザ・ガードマン”でしょうか。
そういえば、わたしの心の師匠の動物写真家の岩井猛氏は、
この大人気テレビドラマ、ザ・ガードマンの助監督をやっていたそうです。
その後、山口百恵の赤いシリーズのスチールカメラマンを経て、
動物写真家になったそうです。
話が横道にそれてしまいました。
本題の話は、今から30年以上前の話になります。
以前のブログにも書きましたが、
当時私は古いオペルや、ボクスウォールなどの、
ヨーロッパの外資系の自動車メーカーに興味があり、
あれこれ研究していました。
そんな中、私の住んでいる群馬県に1964年のオペル・レコルト・クーペが
存在するという話を聞きました。
その車の初代オーナーが俳優の宇津井健であるというのです。
当時のオペルは、日本には少量輸入された程度で、全く知名度はありませんでした。
一部の愛好家が乗っていたに過ぎません。
それも1964年の貴重なクーペモデルです。
製造から20年経った全く人気のない希少車。
果たして見つけることが出来るのだろうか・・・?
どうしても実車が見たくて、情報の出所を調べたり、色々情報を集めて
少しずつ実態が見えてきました。
希少な自動車のため情報は予想以上に集まってきました。
そして、ついに現車にお目にかかることが出来ました。
オペルらしい、ブルーグレーのボディーカラーで、車検はなく、
シートをかぶせて、屋根のない青空駐車の状態で置かれていました。
感動の対面というよりも、
「本当にあった」
という感じでした。
実際のとこる、宇津井健が乗っていた車という事実はどこまで真実なのかは微妙でしたが、
集めた情報からすると満更でもない感じでした。
宇津井健というビッグスターの死去で、忘れていたオペルのことを、
消えかかっていた、微かな記憶に中で思い出しました。
↑この写真は見つけたものと同じ色の同型のものです。
↑この当時私の所有していた1969年レコルトクーペ
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