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2014年1月18日 (土)

流線型②

流線型のものが好きだという事は、昨年の12月13日のブログに書きました。

その時はおもに鉄道車両の流線型について書きました。

今回は自動車の流線型についてです。

60年代になると、自動車のスピードが飛躍的に向上しました。
そんな中、空気抵抗を意識するデザインが誕生しました。

当時はまだダウンフォースやという考え方は浸透してなく、
ティアドロップ型(涙の形)に近づけることが、
空気抵抗を減らす方法と考えられていました。

流線型の美しいデザインの車は私の好みで、
沢山あるうちの究極はこれではないでしょうか。
あくまでも私の好みで書きます。



一つ目はこれ。

1
                           ↑こちらが後ろです

Photo
                 ↑こちらが前です
『パナール・ディア・ヴィア』

見事な流線型をしています。
絵に書いたようなティアドロップ型です。
写真を見るだけでは、どっちが前か、後ろなのか分からないくらいです。
プロトタイプでしたが、後の市販車ににおおきな影響を与えました

私は、パナールというメーカーが大好きです。
独創的な設計思想を持っていて、
他のメーカーではありえない自動車を作っていました。
機会があったらまた紹介したいと思います。




二つ目はこれ。

1_2

2

『CDプジョー』

極限まで表面を滑らかにして、空気の流れに逆らわないデザインです。
縦に伸びる大きな羽根は直進安定性向上のため乱気流を無くす効果を狙ったものです。
ツルツル、スベスベで見事な流線型を描いてます。


この2台の目的は全く違っていましたが、
流線型=空気抵抗軽減
という共通項がありました。

犬の話が中心のブログですので詳しくは書きませんが、
今回の車に深く関わった、シャルル・ドーチェやルネ・ボネなどの、
素晴しいエンジニアと共に、
当時、自動車先進国のフランスの先進性を感じる2台です。

Photo_2
↑パナールCD こちらも美しい流線型です(この車も大好き)



現在では当たり前になっている、空気抵抗軽減が燃費にも有効であるという事を、
60年代初期に取り組んでいたことに驚きを感じます。

時として、アバンギャルド的に見られてしまう流線型ですが、
自動車には理にかなっている技術だと思います。

当時の技術者の夢が詰まったデザインなのではないでしょうか。



おまけ

80
こんなアルバムがありましたね。
『流線型80』松任谷由実

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