エアデールテリアのディスクドッグ
エアデールテリアのフリースタイルディスクドッグは、
我が家の『アデル』と『マトラ』の他に、
存在しないと思っている方も多いと思います。
私がアデルでフリースタイルを始めた10年以上前に、
アメリカでは、“ティム・ガイブ”という人が、エアデールテリアでチャレンジして、
活躍していましたいました。
(写真はありませんでした)
ティム・ガイブのビデオ手に入れて、何度も見て参考にしました。
彼のチームは、派手さや華やかさはありませんでしたが、
丁寧に遂行するルーティーンと、
エクスキューション(キャッチ率)を上げていって完成する、
エアデールテリアの正確な作業能力を生かしたプレースタイルでした。
「これなら出来る」
当時の私に、思わせてくれたチームでした。
彼は現在、アギーというジャックラッセルテリアで、
毎年USDDN世界選手権に出場しています。
エアデールテリアも2頭います。
ティムも奥様も、私のパートナーだった『マトラ』の大ファンでした。
USDDNのときも応援、激励、してくれました。
もう一頭は、ゲームには全く出ていませんので認知されていませんが、
日本にもアデルと同世代のエアデールテリアのフリースタイルディスクドッグがいました。
『ソバイ』というドイツ訓練系の素晴しいエアデールテリアでした。
↑ソバイ
PD(警察犬)の集まりのときに、アデルと共に
ディスクドッグフリースタイルの模範演技(デモンストレ-ション)に出ていました。
しなやかなジャンプをする、身体能力の高い犬でした。
ソバイは、PD訓練競技会に参加の犬で、
ご褒美とお遊びでディスクををやっていました。
「アデル以外にも、いたんだ~!!!」
当時はフリースタイルをやるチームも少ない時代で、
思いがけないところで、思いがけない犬と出合って、
驚きくと共に、嬉しさと心強さの混ざり合った気持ちになりました。
(この時のアデルのことは当ブログ昨年の8/14に書いてあります)
日本にもまだいました。
『アミティー』です。
↑アミティー
私の記憶する限りでは、一番古いエアデールテリアの、
フリースタイルディスクドッグだと思います。
アデルより6~7歳くらい年上でした。
こちらもドイツ訓練系でした。
写真で、バックボルトなどの大技をやっているのを見ました。
アデルとは活躍する時期がダブっていませんので、
残念ながら、実際に演技は見た事はありません。
PDの全国の集まりで、、オーナーに初めてお会いする機会がありました。
個性的で多趣味の人生を楽しんでいる方でした。
彼のホームページは、ウチのホームページからリンクしてあります。
(AIRDARE&WHIPPET LAND)
もう一頭四国にいた話を聞いたことがありますが、よく分かりません。
ゲームに出ていれば情報も入ってきますので、
ゲームでの実戦はあまり無かったのではと思います。
ディスタンスでは、マトラの母親の『あずき』が関西で活躍していました。
↑あずき
エアデールテリアのディスクドッグが少ないのは、
絶対数が少ないのはもちろんですが、
エアデールテリアの飼い主が、ディスクドッグというスポーツに、
あまり興味を示さないことにあると思います。
「エアデールテリアをディスクドッグにするのは難しい」
「エアデールテリアはディスクドッグにはに向いてない」
など聞きますが、
アデルもマトラもディスクドッグとして活躍できました。
アデルは11才半まで足腰は問題なく丈夫で、現役でゲームに出ていました。
エアデールテリアをディスクドッグにするのは難しい、というのは、
一般に扱いにくい犬種という事からからきていることで、
適正に乏しい、という事ではないと思います。
ディスクドッグ界では、珍犬といわれる少数派の犬種でやっている人がいます。
その犬種でやることの難しさを、いろいろあれこれ言いますが、
時として、その犬種の能力を、自ら否定しているように感じてしまうこともあります。
2003年、初めてドグタウンカップにアデルと出場したとき、
YACHI HIRAI氏よりこんなコメントを頂きました。
「エアデールテリアでも、フリースタイルが出来る、というのではなく、
エアデールテリアだから、勝つことが出来ると、考えてください。
その能力を見つけるのがあなたの仕事です。」
これ以降、エアデールテリアの優れている部分を見つけて、
上を目指すようになりました。
この言葉は、少数犬種で頑張っている全ての人の送りたいと思います。
長文にお付き合いありがとうございました。
| 固定リンク
コメント