良い犬、良い餌、良いトレ(ドッグスポーツ三種の神器)③
ちょっと間が開きましたが、良い犬、良い餌、良いトレの
三つ目の『良いトレーニング』について書きます。
もちろん、ディスクドッグのトレーニングは、技術的なトレーニングが
日常のトレーニングのメインになっていると思います。
新しいトリックのトレーニングや、技の完成度や、スローやトスの精度を上げたり、
日々行っていると思います。
そのほかに大切な事に、犬をディスクドッグとして完成させていく作業もあります。
ディスクのキャッチングや走るスピードを早くするトレーニングや、
ジャンプの美しさや、セーフティーな着地など教えたり、他いろいろあります。
今のディスクドッグフリースタイルは、これらのトレーニングを理論的な方法で
行っています。
そして、犬のドライブ(意欲)を作っていくのも、たいへん大切のトレーニングです。
今回は、技術的な方法より、トレーニングの考え方を書いていきます。
(一つ一つのトレーニングのやり方は、セミナーや定例会で伝えていきます)
トレーニングを大きく分けると大切な事が3つあります。
その一つ目が、『情報』です。
ディスクドッグのフリースタイルの進化は日進月歩です。
常に技術革新がおこっています。
一例を上げれば、数年前までフットスツール(足の上に犬を乗せて静止する)
というトリックは難易度の高いものとされていました。
その後、足の上で一回転したり、スタンドしたり、
片足に乗せてもう一方の足にウォーキングさせたり、
ディスクをマルチプル(連続キャッチ)したり、
そのバリエーションも沢山できて進化を続けてきました。
他のトリックも同じような事がおこっています。
数年前の情報は、残念ながら過去のものになってしまってます。
良い情報とは、
最新の情報が、正しく伝わっているという事です。
噂や、推測ではないことが大切です。
今では動画サイトでも簡単に見ることができますが、
そこには映像だけで正確な解説がありません。
私も『良い情報』を手に入れるために努力しています。
二つ目は、『環境』です。
良い環境とは、安全な練習場所や、トレーニングの時間、犬をを飼育する状況、
などです。
犬を入れてはいけない公園で、ゲリラ的なトレーニングでは、
集中できないし、犬の安全の確保も難しく、
ディスクドッグが社会的に定着してきません。
今は、クラブ単位や個人でプライベートなフィールドを確保して、
他の人や、犬を気にしないで安全にトレーニングをできる環境を
手に入れているプレーヤーも増えてきています。
トレーニングの時間や飼育環境は個人の努力で改善できると思います。
プレイベートフィールドは金銭的負担もありますし、
管理(草刈、設備メンテナンスなど)の問題もありますが、
一考の価値はあると思います。
三つ目は、『仲間』です。
ちょっとベタで恥ずかしい言葉です。
仲間と言うより、同じ価値観を持ったライバルという感じです。
当たり前のことですが、ディスクドッグフリ-スタイルは、
自分のプレーを客観的に見ることができません。
(ビデオを撮ってみる事は出来ますが、実際とのギャップがあります)
そこで、他のプレーヤーの意見が重要になってきます。
自分の中ではカッコイイと思ったトリックでも、客観的に見ると
こっけいでおかしなものだったりする事はよくあります。
常にトレーニング現場での意見交換が必要になってきます。
ディスクドッグで日本チームが強いのは、練習場所が少ないので、
複数のチームでのトレーニングが日常的に行われて、
意見交換が行われている事が、一つの要素になっているという意見もあります。
そして、この『仲間』が人脈になって、良い犬を手に入れることや、
犬の健康管理やケアのノウハウ、
自分のモチベーションの維持、向上に繋がっています。
質問などは、セミナーやミーティングの時に遠慮無く聞いてください。
長文になりましたが、これにて終了。
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