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2013年3月25日 (月)

トレーニングの時間

先日の、Hiro’s Visionのときのことです。
ゲーム、表彰式が終わり、コート開放の時間になり、
各チームがそれぞれにトレーニングを始めました。


そのトレーニングを、ゲストのワールドチャンピオン二見貴士さんと見ていました。

あるチームのトレーニングが終ったときにチャンピオンが声をかけました。

「今の時間の四分の一くらいの時間で充分です」
「練習時間が長すぎですね」

確かに私も、このチームに限らず、いろいろな場面で練習時間が長すぎると、
発言してきました。

長いのがいけないわけではなく、
今の犬の状態や、その日の気温、トレーニングの目的などによって調整して、
時間をしっかり管理して行うことが大切です。

人間の自己満足のための長時間トレーニングになっていたら問題外です。


そして良く見かけるのが、まだディスクドッグとして完成していない犬に、
何とかキャッチさせようと、犬の集中力が切れているのに、
あれこれやっていシーンも見かけます。
何とかしようと夢中になって、長時間になってしまっているケースもあります。



気温の低い日に、トップチームが意図的に犬を追い込んで、
ハードな長い時間のトレーニングをしているのを見たことがある人もいると思います。
このトレーニングは、ディスクドッグとして体も心も出来上がっている犬で、
目的があってやっているという事を理解してください。
そして、犬の状態が適切に判断できる人に限ったことです。




ディスクドッグプレーヤーによくある会話で、

「うちの犬はタフだから、いくらディスクをやっても全然大丈夫です」
「この犬は、いつまでもディスクを追っかけてエンドレスなんです」

なんていう言葉を自慢げに言っているのを聞くと、
ちょっと怖くなります。


ディスクを大好きになった犬には、ディスクは麻薬みたいなものです。
その使い方を、飼い主であるプレーヤーが、コントロールして管理することが、
ディスクドッグチームとしての責任になってきます。



必要以上の長時間のトレーニングを習慣的にやっている人は、
自分が長時間やっているということにまったく気が付いていないのが一番の問題です。

「時間が長すぎる」

の指摘があった場合、犬にとっての危険信号と受け止めてください。

ぜひ、自分のチームのトレーニング内容と、その時間をチェックしてみてください。

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コメント

貴重なご意見有難うございました。
確かにディスクを空中キャッチする事は
疲れていたり集中力が切れてきた犬にはかなり危険な事ですね。
(うちの犬は投げれば捕りに行くからなんて ネ)
運動量のためにはボールなどと教えてもらったので
今後そうします。 有難うございました。

投稿: Team星野’S | 2013年3月25日 (月) 14時21分

Team星野’Sさん
ジャスティーはドライブの強い犬なので、
トラブルは出にくいですが、気をつけるにこしたことはありません。
心が折れてディスクに対して拒否反応をしてしまう犬もいます。
怖いのはそちらです。
参考にしていただければ幸いです。

投稿: Hiro@管理人 | 2013年3月25日 (月) 15時20分

貴重なアドバイス、ありがとうございます。
反省しております。つい熱くなりすぎて、ロゼルをそれでダメにしたようなところがあると思います。

この言葉を肝に命じて、これからも注意してやっていきたいと思います。

投稿: ルー姉 | 2013年3月26日 (火) 00時22分

ルー姉さん
トレーニングまえにやることを決めておくと、
時間の管理がやりやすいです。

JADC秋が瀬お互い頑張りましょう。

投稿: Hiro@管理人 | 2013年3月26日 (火) 10時17分

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