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2013年2月22日 (金)

朗読のパワー

先日『朗読』と言うものを初めて体験しました。
朗読家で画家の、須賀りすさんの朗読DVDの撮影を、
私のスタジオで行いました。

画家としての須賀りすさんとは、10年前くらいからの知り合いで、
独創的で、まか不思議な、ロマニズム全開の画が大好きです。

そして彼女のもう一つの顔が、朗読家であります。
FM局で朗読の番組を持っているのも先日知りました。


朗読・・・・


私の中では、まったく縁の無い世界で、どんなものなのか分かりません。
小学校のとき、国語の先生が教科書を読んでくれたようなものなのか。
また、吉永小百合が戦争体験を朗読しているのを、
ちょっとだけ、見たことがあります。

そして何よりの疑問が、朗読は音声ではないのか?
なぜDVDなのか?
映像の役目は何なのか?




収録当日がきました。

ライティングのチェック、カメラリハーサルを経て、いよいよスタート。

そして!!!その謎が解けました。


実は、須賀りすさんの朗読のスタイルは、演劇の要素も取り入れ、
ただ本を読むのではなく、顔や体も使って表現していきます。
その、表現力は見るものを引き込むパワーがあります。
私は、この分野には詳しくありませんし、スタンダードな朗読もわかりません。
でも、感動をともなう、すばらしいパフォーマンスだったことは間違いありません。

生まれて初めて"朗読のパワー"を知った瞬間でした。




もう一つ今回のDVDには、サプライズがあります。
朗読の原作が、このブログにもよく登場する、
温泉ライターの小暮淳の10数年前に出版した
『誕生日の夜』
という絵本なのです。

そして、その絵本の画を描いたのが、
今回の主役、朗読家の須賀りすさんだったのです。


その当時、DVDというものもほとんど存在していなかったのではないでしょうか。
10数年たって、全く違った形で作品が生まれてきます。


よい作品は、時を越えて人々を感動させることが出来るのですね。

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