ディスクドッグを始めた頃
17~18年前、ラブラドールレトリバーのタバサを飼いはじめて、
訓練に通い、犬の勉強しているとき、
他にもっと犬と楽しめることがないのか、探し始めました。
愛犬雑誌などで情報を集めて、色々な競技の見学に出かけました。
訓練競技会や、ドッグショー。
犬ぞりや、アジリティーや、フリスビードッグの大会。
ワンワン運動会、などなど色々見て回りました。
そして選んだのが、フリスビードッグ(ディスクドッグ)でした。
見て回った競技の中で、犬が生き生きとしてカッコよく、
また、設備などもいらず、手軽に出来ることも理由になりました。
今では、競技を開催する団体も増えましたが、
当時は、JFA(日本フリスビードッグ協会)だけでした。
JFAジャパンファイナル(日本一決定戦)を見に行き、
フリースタイルのかっこよさに、感動したのをよく覚えています。
自己流で教え始め、遠征して大会に出るようになると、
群馬から参加している他のプレーヤーと知り合い、交流が始まりました。
みんな情報の少ない中、見よう見まねで頑張ってやっていました。
特にフリースタイルはノウハウがなく、技は人のやっているのをまねして、
なんとか形にしていました。
当時あこがれの技だったボルト
(人間の体の一部を蹴って高く投げたディスクをジャンプキャッチ)
が出来るようになったプレーヤーがいれば、
どのように教えたのか質問して、自分もやってみる。
「やってみる」→「上手くいかない」→「自分で方法を考える」→「やってみる」
を、何回も繰り返して一つの技を覚えていきました。
今では、笑い話になってますが、
ウチの犬にボルトを教えるとき、ディスクだと技に入ってきません。
いろいろ考えて、食い意地のはっている犬なので、
大好きなパンを使ってやってみました。
パンが食べたくて、食べたくて、ジャンプしてキャッチ(食べる)。
それを、ディスクに変えていきました。
今ではもっと簡単に教えられるノウハウがあり、
パンを使うなど、信じられない方法ですが、
考えて、いろいろやってみて、この方法が上手くいきました。
そういえば、マルチプル(連続でディスクキャッチ)も、パンで教えたなあ・・・
情報もノウハウも無い時代、自分で上手くいく方法を模索して、
日々自分の犬が、どうやったら上手く出来るかを考えていました。
上手くいかなかったことが、上手くいく。
出来なかったことが、出来るようになる。
その小さな達成感が何より楽しく、
ディスクを続けるモチベーションになっていました。
そんなこんなの、ディスクドッグ創世記の時代を楽しんでいました。
初代ディスクドッグ タバサ
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