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2012年9月 7日 (金)

犬の見える投げ練①

ここ何回か、大会に向けてのアドバイス書きましたが、
質問もきていますので、少しずつ答えも含めて書いていこうと思います。


今回は、投げ練についてです。


BBDCのメンバーの皆さんも、熱心に投げ練をしていて、
投げ練が嫌いな私は、頭の下がる思いです。
そして今回は、技術面のことではなく、より実践的な考え方を書いていきます。



以前、大会でトッププレーヤーのT,Fさんが、2ラウンド トス&フェチの前の投げ練のとき、
ディスクを6枚しか持たないで練習していました。
(通常もっと沢山のディスクを持って投げ練んします。)

「どうして6枚しか投げないのですか?」

T,F、さんは
「私は、トス&フェチは6投勝負ですから、連続6投ベストなスローを投げることです」

なんと実践的な投げ練でしょうか。
この6投を、何回か練習します。
6投連続でベストスローを投げた時点で、投げ練を終了してました。

「良いイメージで終ることです」

と言って、T,Fさんはコートを去っていきました。



また、ある大会で、トッププレーヤーのS,Hさんは、
アンハイザースローの練習をしてました。
通常ハイザーで投げているのに、どうしてなのかS,Hさんに聞いてみました。
そして、答えは、

「コレから風がどんどん強くなってきます、さらに強風になったときのためです」



『犬の見える投げ練』と、少し違うかの知れませんが、素敵な話なので書きます。
昨年の、USDDNでのM,T,さんは、時間があると投げ練をしていました。
おそらく、トータルで何百、いや何千と投げたことでしょう。
スローイングスキルの高いプレーヤーなので、
今さらそんなに投げ練は必要ないはずです。

「どうして、そんなに投げるんですか?」

「戦うモードを作るためにやってます!」

という、答えが返ってきました。



私は、何を考えて、何を目的に投げ練しているのかを、
トッププレーヤーに質問してみました。そして、観察してみました。
そして、より効率の良い、より実践的な投げ練を身につけることができました。



私の話をちょっとだけします。
マトラは、通常のナイススローは、マトラにとってはナイススローではありません。
マトラがスカッ跳びするのを、見た方も多いと思います。
そして、極端なカービングスローが必要になったわけです。
大会のとき、コートでの投げ練も、極端なカービングスローです。
人が見たら、ミススローに見えますが、そんなことを気にせず、
マトラにとってのベストスローを、投げ練してました。


以上は、私の経験からの、大会のときの、より実践的な投げ練方法の一例です。
けっして自己満足でない、自分のパートナーである犬のための、

『犬の見える投げ練』

を、もっともっと考えてみてください。

    P,S,日常の投げ練方法については、『犬の見える投げ練②』でお伝えします。

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